近作

近作

無 数年前に母からこの額縁をもらっていた。 中はハガキ大の作品が入るくらいの大きさ。 でも縁が図太い。 けっこう自己主張する額です。 だから中に入れる作品がなかなか書けなかったのです。 縁が図太いから中も図太くする? いやいやそれではありき...
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身体こそは悟りの樹

今日の一作 3月9日 身は是菩提樹 (わたしたちの身体こそは悟りの樹) 禅語です。 サイズ 52cm×38cm 墨 油煙の宿墨と松煙の宿墨を混ぜました 筆 兼剛の先寄せ 紙 筑前秋月和紙 これは墨をはじく紙でした。なのでゆっくりゆっくり運筆...
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力は

ハガキ 3月8日 力はあなたの弱さのなかから生まれるのです(フロイト) サイズ 半紙 墨 鈴鹿墨製 胡麻油煙墨 平成20年製 筆 白狸長鋒 紙 筑前秋月和紙 素朴な中にも強弱をだして、しかもそれを自然に、これが難しい。 やっぱ考えて書いてる...
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風が舞う

  今日の一作 3月5日 風が舞う サイズ 35cm×45cm 墨 獅踞(印材型) 古梅園 明治庚子寒製(1901年) 筆 羊毛長鋒 紙 筑前秋月和紙(グレー) 明日は審査です。寝よ。
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独楽

今日の一作 3月4日 独楽(ひとりでたのしむこと) サイズ 半紙 墨 油煙墨 筆 山馬 紙 筑前秋月和紙 楽しむように書くということは簡単なようで実は難しい。 その裏には苦しみもあるのですから。 楽しみも苦しみも同居しているものです。 それ...
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木の芽草の芽

今日の一作 3月3日 木の芽草の芽あるきつづける(種田山頭火) サイズ 32cm×42cm 墨 油煙墨 筆 羊毛長鋒 紙 佐賀の名尾和紙 宇部の生徒さんYさんにこの和紙をいただいた。 右の柄は和紙作家さんが書かれたものです。 この和紙かなり...
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空をあゆむ

今日の一作 2月27日 空をあゆむ朗朗と月ひとり(荻原井泉水) サイズ 40cm×53cm 墨 油煙墨 筆 牛尾筆長鋒 紙 筑前秋月和紙 26日の九州創玄運営委員会、27日の西部毎日書道会の会議を無事終え帰ってきました。 うちではヤングセミ...
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無住

今日の一作 2月17日 無住(固定した実体がない) 基づくものがないことで、より所がない状態。 また心が一つの対象に執着することによって自由自在の働きの失われることがまったくないことです。 サイズ 135cm×105cm 墨 碧蘭(呉竹精昇...
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春と修羅

今日の一作 2月16日 わたしといふ現象は 仮定された有機交流電燈の ひとつの青い照明です (あらゆる透明な幽霊の複合体) 風景やみんなといっしょに せはしくせはしく明滅しながら いかにもたしかにともりつづける 因果交流電燈の ひとつの青い...
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ここにおちつき

今日の一作 2月15日 ここにおちつき草萌ゆる(種田山頭火) サイズ 35cm×57cm 墨 漆煙松煤 筆 竹筆 紙 柿渋で染めた紙 紙は少し墨が入りにくいですが、逆にそれがいい味にもなりますね。