今日の午前中は色紙を20枚ちかく書きましたぁ。
墨は墨精という墨を比較的サラッと磨ったものです。
筆は羊毛長鋒だったり牛尾筆長鋒だったりです。
色紙は時間のある時に書いたりします。
常時200枚くらいは書いたものがありますよ。
いろいろと使うことも多いのでね。
今日はすべて山頭火の俳句を書きました。
では紹介します
けふもいちにち風をあるいてきた
すべってころんで山がひっそり
だまって今日の草鞋穿く
れいろうとして水鳥はつるむ
あの雲がおとした雨にぬれてゐる
ふるさとは遠くして木の芽
雪空の最後の一つをもぐ
今日の道のたんぽぽ咲いた
木の葉散る歩きつめる
落ちかかる月を観てゐるに一人
笠にとんぼとまってあるく
水に影ある旅人である
松はみな枝垂れて南無観世音
しとどに濡れてこれは道しるべの石
生死の中の雪ふりしきる
日ざかりのお地蔵さまの顔がにこにこ
分け入っても分け入っても青い山
ひさしぶりに掃く垣根の花が咲いてゐる