ハガキ 10月24日
霧
今朝も霧は海と陸とを沫の底に沈めた
(森三千代の『霧』より)
土日の研究会では気温が心配だったけど、2日間とも温かかったですね。
夜もそんなに冷え込むことなく助かりました。
いまから約2ケ月ちかくみなさん創玄展にむけて作品制作をしていくわけですが、新鮮な気持ちを保って作品に向かってもらいたいと思います。
同じものをずっと書いていると段々惰性になってきたり、気持ちものらなくなってくるからね。
書きこんでいくと技術的なもの部分的なものは確かによくなっていくんですよね。
でも肝心な気持ちの高揚感を失ってしまってはいけません。
新鮮な気持ちで紙に向かう。
これ大事なことです。
そのためにはいろんな作風を書いてみたり、
素材を変えて書いてみたり、
また同じ素材でも一枚一枚目的意識を変えて書いてみたりとね。
よーし今度はタッチを強くしてみようとか
よーし今度は少し速くしてみようとか
よーし今度は墨をもっと入れてみようとかね。
そうしたら新しい発見もあるかも。
全部全部同じように書くよりね
一点ピカッと光る作品を書くためにはこんなことも必要だと思うんですよね。
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