2011-08

毎日1枚葉書でART

蝉しぐれ

ハガキ 8月20日 お汽車の窓の蝉しぐれ ひとりの旅の夕ぐれに 眼とぢれば眼のなかに 金とみどりの百合が咲き (金子みすゞの『蝉しぐれ』より) あれ? 今朝はまったく蝉のこえがしません。 静かなものです。 涼しいしね。 秋の気配です。   ...
近作

今日の一作 8月19日 雨が降ります雨が降る 遊びにゆきたし傘はなし 紅緒の木履も緒が切れた (北原白秋の『雨』より) サイズ 45cm×35cm 墨 秋聲(古梅園) 筆 兎胴毛筆 紙 水泡箋(ピンク) 細身の隷書でゆっくりと書きました。 ...
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清風灑修竹

ハガキ 8月19日 清風(せいふう)修竹(しゅうちく)に灑(そそ)ぐ (夏の清き風が心地よく高い竹を渡って吹きくる。) 今朝はいつもより2度低い。 涼しいですね。 心地いいです。
近作

究竟涅槃

今日の一作 8月18日 涅槃を究竟(くきょう)す 般若心経の一節です。 一切の迷いから脱した境地です。 僕は迷いまみれです。脱せそうにないのです。 せめて言葉だけでも。 サイズ 30cm×50cm 墨 墨精 墨運堂 筆 羊毛長鋒 紙 よくわ...
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我が生

ハガキ 8月18日 我が生何処より来り去って何処にか之(ゆ)く (良寛) いのちがどうして生まれて、死後どうなっていくのか、それはわかりません。 いまを一生懸命生きるだけですね。 昨日は一日月刊誌の原稿作成・整理をしましたので、なんとかめど...
活動状況

生き方

読み終えました。『永遠の0』 感動しました。 というかまた生き方を考えさせられる本に出会いました。 生きるということよりも生き方を。 主人公の若者が特攻で亡くなった実の祖父のことを知るため 祖父のことを知っている特攻の生き残りの老人の方々に...
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思無垢

ハガキ 8月17日 思い垢(こう)無し 意思にけがれがないこと。 昨日は降ったりやんだりでおかしな天気でした。 それでも夕方、ウォーキング。 下の娘もつきあってくれて一緒に歩きました。 娘は陸上部だったので、たぶん僕の歩くペースでは物足らな...
近作

私の耳は

私の耳は貝の殻 海の響をなつかしむ (ジャンコクトーの詩) 紙は東京の紙舗・直の和紙です。 美しい青色と白のグラデーションです。 紙のサイズ35cm×51cm 筆はムジナを使ってます。  
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緑のそよ風

ハガキ 8月16日 緑のそよ風 いい日だね 蝶々もひらひら豆の花 (清水かつらの『緑のそよ風』より) 昨日は長門市まで『金子みすゞ』展を観に行きました。 じっくり時間をかけてみていきました。 15時に会場のルネッサながとを出て、日本海岸沿い...
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抱きしめる

ハガキ 8月15日 抱きしめる(トンパ文字) これ抱きしめるというトンパ文字です。 トンパ文字は雲南省の奥地で今でも使われている象形文字です。 今日は終戦記念日。 いま『永遠のゼロ』っていう本読んでます。 特攻隊で死んでいった祖父の軌跡をた...