今日の一作 6月11日
隙
サイズ 135cm×105cm
墨 桂墨
筆 猪筆
紙 単宣
どうしても隙と書きたくて筆をとりました。
最近よく隙について考えてます。
隙
隙のない人はクールです。
でもどこか隙がある人の方が魅力的だと思います。
書の作品も
隙というと欠点のようだけど作品に隙というか、隙間ですね。
作品を観た時に全く入り込む隙がないというか、完璧な美というか
そういうものより観る人の気持ちがすーと入っていける隙間が少し感じられる作品が魅力あるんじゃないかなぁなんて考えてます。
それは何かと、
具体的なことは言葉では表せないけど、
なにかそんな雰囲気を感じさせる作品が書きたいなと思うのです。
でもね書く瞬間は隙があってはいけないんじゃないかなと思うんです。
リラックスしてる状態と隙がある状態は違います。
筆を持ったらリラックスしながらも全身全霊かけて紙に向かいます。そこに隙があってはいけないと思います。
非常に難しいことだと思います。
でもそこに到達できたらなぁと思うのです。
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