感性

毎日1枚葉書でART

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ハガキ 4月6日
芸術において教えること、これは非常に難しいことです。
感性は教わることはできないのです。
4日に県立美術館で購入した徳地和紙のハガキに書きました。
墨もすっと入り、大変書きやすいです。
芸術においては教えること、技術は教えることができます。
書では筆使いから墨の使い方などなど、教えることは沢山あります。
ものの見方なんかもアドバイス出来ます。
それらは当然指導者の力量によるものでしょうね。自分の力以上のものはなかなか教えられないでしょうから。
だから指導者は当然もっともっと勉強しなければならないと思っています。
感性は・・・・
これが難しいんです。
教えることは出来ないかもしれません。出来ないとは断定できませんが。
みんな感受性は違うのです。感受性が違えば当然感性は違います。
同じものを見てもみんな感じ方が違うのです。
誰のものの見方が正しいとか、間違ってるとかじゃないんです。
だから感性は教わるんじゃなくて、自分で育てていく以外にないように思うのです。
そのためには、いろんなものを見る機会、触れる機会を沢山作るしかないのです。
見ても感じなければ、それまででしょう。
それは、そのものが感じさせる力がなかったのか、自分に感じる力がなかったのか、どちらかでしょうけど。
でも同じものを十年後に見たら、また違った感じ方、見方になるかもしれません。
そうなったときには自分が変化してるということでょうね。
「何か感じなきゃ」と思って見ても、それは無理矢理感じるものではありません。
感じるというのは、言葉では説明しにくいけど、すっと体に何か入っていくようなものだと思います。
いい機会を沢山作りたいものです。それは人との出会いも含まれます。

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